家づくりをもっと楽しく! それが長持ちして愛着の持てる「いい家」を作る方法だと考えています。階段の途中や窓枠、リビングの片隅、座り込んで本を読んだりお昼寝したくなるようなスペースを大切にしています。ペンキや蜜蝋を塗る、庭に木を植える、柱に釘を打つ。工事が終了した時に完璧に出来上がったものではなく、住む人が手をかけ育てていけるような住まいが理想です。
この建築家のWebサイトへBASE HOUSE 家族の秘密基地、と地元の両方を意味を持つ「BASE HOUSE」は、家族と幼馴染が集う住まいです。 撮影:アトリエあふろ(古川公元)
木造の工場シリーズ(WOOD-FACTORY) 木造で大きな作業スペースを実現したアルミ手すりの組み立て工場。働く人と環境、そして企業としての社会的意義を考えた建物。今までの取引先が噂を聞いて見学にくるほどの評判で、想定以上のイメージアップ効果につながっています。
木造の耐火建築物 自宅であり、夫の家業である焼き鳥屋でもある木造3階+ロフト。都心の防火地域にあることから木造による耐火建築物、耐震等級3の建物。仕上げすぎず、育てて行く住まいとして今も成長中。 (撮影:吉田みちほ)
本棚の家 ビンデージマンションを購入に全面リフォームした住まい。人が集まってお酒とおいしい食事を楽しむためのキッチン、沢山の書籍を収納する棚、一人暮らしと泊まり客がいる時の使い分けができる可変的かつ開放的な間取りが特徴的。 (撮影:吉田みちほ)
双子とピアニストのための家 これから大きくなる双子のお子さんの成長を見守りつつ、ピアノ教室のための防音室も備えた住宅。住宅に囲まれた旗竿地でありながら、窓や天井高の工夫でプライバシーを確保し、昼間も電気をつけずに生活できる開放的なリビングになりました。 (撮影:吉田みちほ)
新富町まめや 元宝飾店だったビル一階を改装。店主ご夫妻や常連さん達と一緒に左官壁を作りあげた愛溢れる和食やさん。移転前で使い続けたカウンター材や、古建具、箪笥などを取り込んでノスタルジーな空気感に仕上がりました。
経歴
1973年 兵庫県宝塚市生まれ その後東京に移住。
1995年 東海大学工学部建築学科卒業
1995年 工務店(OMソーラー加盟)、町づくりの仕事に従事。
2002年 ㈲岡村泰之建築設計事務所
2006年 オオカワデザインスタジオとしてスタート
2008年 ㈱オオカワ建築設計室として法人化