住まいづくりのサポート | since1997
ICUは、単一で均質な空間ではなく、さまざまな「モノ」や「コト」、「住まい」や「暮らし」が生まれる場=複数性のある空間を作りたいと考えています。設計は、クライアントとともに、未だないものを生み出していく魅力的なプロセスであり、そこでの新しい暮らしは未来を作るプロジェクトだと思います。
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[Yo]金沢から30 分ほどの住宅地の端に建つ週末住宅。敷地の2/3 を占める雑木林がもたらす四季を通した色彩的な変化が、ステンレスパネルやガラスによって増幅され、部屋の結びつきによるさまざまな奥行きのなかでゆっくりとこの住宅全体を満たしている。 RC造/76.35㎡
[kh]東京都内にある単身者のための狭小住宅。三角形の先端部分を中庭とすることで周囲から少し距離を取り、通風と採光を確保している。プランは、水回りや収納をまとめたコアを上下階で異なる位置に配置し、狭いながらも豊かな住空間を実現している。 RC造/60㎡
[Mi]東京都心から車で1時間圏内にある個人住宅。外部と内部が親密な関係をもつよう、シフトした各層のヴォリュームの間にトップライトやテラスが挿入され、螺旋状の動線が内外を巡る。精度の高いコンクリートや、異なる素材の使用やディテールによって、ミニマルで質の高い空間を実現している。RC造/326.27㎡
[OJI]十字形のプランが特徴的な集合住宅。見える/見えない、つなげる/分けるといった関係を外的ヴォリュームの配置から導き、分棟配置で生じた小さな都市的ヴォイドをプライベート空間に隣接させ、生活の一部として取り込んでいる。左官仕上げの室内は、さまざまな方向から柔らかな光が差し込む。RC造/1432.2㎡(OZONEプロデュース、TPOレコメ2004)
[TKB]木造2層7戸の集合住宅。木造の上下間の音や振動を考慮して、塔状の長屋を集合させている。1階に水廻り、2階は天井の高いリビングにロフトベッドが設け、面積にはあらわれない大きな空間となっている。閉じたハコと開いたハコという2種類の性質の異なる住戸があり、全体として構造的な合理性を実現している。W造/137.89㎡(OZONEプロデュース)
[MNH]高さ制限10mの高度地区内に、4層のヴォリュームを実現している。1階に障がい者グループホーム、2・3階に賃貸集合住宅、4階に二世帯住宅を重ねたコンプレックスな構成。限られた階高による圧迫感を感じさせないよう、連続水平窓により伸びやかな住戸が実現している。RC造/1452.58㎡(OZONEプロデュース)
経歴
1968 名古屋生まれ
1986 愛知県立五条高校卒業
1990 福井大学工学部建築学科卒業
1990-94 安藤忠雄建築研究所
1994 ICU一級建築士事務所共同設立
2002-03 文化庁新進芸術家海外留学制度研修によりフィレンツェ大学留学
2005 有限会社ICU一級建築士事務所に改組、東京オフィスを開設
2008 奈良女子大学住環境学科准教授に着任
2022 奈良女子大学工学部工学科教授に着任
受賞歴
1994年 第21回日新工業設計競技 佳作
1995年 第4回ジャパンアートスカラシップ 入選
1995年 SDレビュー95 入賞【HIYOKOHOUSE】
1996年 SDレビュー96 入賞【邯鄲ハウス】
1998年 JCDデザイン賞 優秀賞【Nishino Office】
1999年 SDレビュー99 入賞【NoX】
2000年 第31回 中部建築賞 住宅部門 入賞【Ig】
2001年 日本建築学会北陸支部 北陸建築文化賞【Ig】
2001年 神戸市長田東地区 復興まちづくり分譲住宅設計コンペ 優秀賞
2005年 TPOレコメ 2004 優秀賞【blocco】
2009年 JIA関西建築家新人賞【CUR】
2014年 福岡県弁護士会館 設計競技 次席【FKO】
2014年 第46回 中部建築賞 住宅部門 入賞【Yo】
2014年 JIA 新人賞【Yo】
2023年 2023年度グッドデザイン賞【MNH】
2024年 2023年度 北陸建築文化賞【TKV】