住まいづくりのサポート ｜ since1997
60代のご夫婦のためのリノベーション事例をご紹介します。
お父様の一周忌が終わり、少し落ち着いたところで、ご実家の鉄骨4階建て（2階歯科医院、3・4階賃貸）の１階部分をリフォームして移り住むというご計画でした。
1階部分の面積は95㎡。「全体を見守ってほしい」と、フルコースをご利用頂きました。
家づくりの企画書として作成する「ライフスタイルシート」。こちらをコンサルタントがインタビュー形式でお客様とまとめていきます。その中に書かれたリノベーションのテーマは、2点ありました。
●車いすでも生活できる室内。可能な限り引戸に
●購入したテーブルを中心にしたリビング
加えて、お父様が家相にこだわって作った、水回り・トイレ・玄関等の位置は変えたくないということ、インテリアのテイストはお気に入りのテーブルにも合う、和モダンというご希望を頂きました。
施主様テーマやご希望をもとに、今回リフォームを担当する住友林業ホームテックの担当者が決めた設計趣旨は、以下の通りです。
"既存の玄関と和室は活かしつつ、というご要望がありましたので
続き間の和室と水廻りの空間の中でご夫婦二人にとって使いやすい間取を再構成しました。
キッチンはパントリーも新設した上で対面レイアウトとし
キッチン～ランドリースペース（ユーティリティ）～洗面室まで
引戸を介して一つながりの間取になっています。
また水廻りから寝室～LDまでも導線が連続しており、行き止まりのない
回遊式の構成となっていて、ゆとりのある空間となりました。"
完成した空間をご紹介します。
■玄関
お父様が家相にこだわって作った玄関。おおむね既存のままで壁は綺麗に塗り替えられました。
写真正面の縦格子戸はLDKへの扉です。右壁面の障子の入口を入ると仏間になります。
■LDK
リノベのテーマの一枚板のテーブルが空間にとても映えますね！！
キッチンの後ろの障子型引戸の向こうは、収納と冷蔵庫、勝手口です。
障子を通して入る光がやわらかく室内を照らします。
■寝室
折り上げ天井の網代、壁の組子のアートが統一感を出しています。
■洗面・WC
写真左側の収納は、洗濯機置場の背面収納。奥はキッチンです。
リフォームをどのように進めていけば良いのか分からず、住宅展示場などの見学をしていたところ、家内が見つけて来たセミナーへの参加がきっかけとなり、OZONEさんにサポートをお願いすることになりました。
こちらの要望を丁寧に聞いていただき、希望に合った業者さんを紹介していただけて本当に良かったです。
今回、サポートをフルコースでお願いしました。
OZONEさんには専門家でないと分からない点を、業者さんに指摘・指示していただけてとても助かりました。
設計士さんとは、細かい部分まで何度も打ち合わせを繰り返し、希望に合った設計、インテリアにしていただきました。お気に入りのテーブルで、とても快適に毎日を過しております。
一目惚れで購入された一枚板のテーブルを空間の中でどのように配置し、見せ場をつくるかということ、また、既存の玄関・和室を活かしつつご夫婦にとって使いやすい間取を構成する事がテーマでした。
間取に関しては当初ご提案させて頂いた形を元に 仕上げ材や建具の意匠性など、ご夫婦からも意見を頂きながら提案しました。
障子、組子、網代材、和紙など様々な和の素材を取り入れながら、上品な和モダンのスタイルとしての仕上がったお住まいになったと思います。
これから外構も整える予定です。完成が楽しみですね。
