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ご夫婦は花ブロック*をモチーフにして建築家と沖縄に鉄筋コンクリート住宅(RC住宅)を建てたいとご相談にいらっしゃいました。
移住された当初、沖縄市内の新築マンションと戸建て住宅は同じ位の価格だったそう。それであれば「東京ではなかなか難しい戸建住宅を、建築家と建てよう!」と思ったことがきっかけとなりました。
*花ブロックとは、コンクリートブロックに空洞で模様をデザインした沖縄ならではの建築素材です。このお宅ではモダンなスクエア型を使っています。






日差しを避けて設計された室内は
「ライフスタイルシート」にご記入いただいた、ご主人希望の床にごろっとできる和室。来客用でもあります。簾戸はロールスクリーンの布製で、通す光はしっとりとした雰囲気!透けて見えるのは南側の外壁に使われた花ブロックです。

≪建築家から≫
≪建主さまから≫
沖縄での生活をスタートさせた当初、非常に大きな台風が来襲したことがあり、本土では経験したことがない強烈な風や雨に恐怖感を覚えました。この体験がアパートでの生活に不安を覚え、災害に負けない頑丈な家で暮らしたいと思うようになりました。
家を建てるにあたっては、最初に家づくりに対する要望をリスト化して提出しました。夫婦の考えや要望を考えていくにあたり、次々と浮かぶ要望は項目として相反する要望が出てきたりしたのですが、とりあえずこのまま出してしまいました。たぶん打ち合わせの中で矛盾する項目は、どちらかが廃案になるのだろうなと思っていました。しかしながら鈴木さんは、すべての項目を否定することなく丁寧に考えてくださり、解決策を提案してくださいました。我ながら無茶な要望をしているとの思いがあったのですが、この対応には非常に感激しました。そして今、完成した我が家は台風時でも安心感があり、住みやすく、大変気に入っています。
●所在地:沖縄県 ●家族構成:ご夫婦 ●敷地面積:1139.37㎡(344.66坪) ●延床面積:295.65㎡(89.43坪) ●構造:鉄筋コンクリート造(RC造) 地下1階含む3層構造 ●コースお申込み:2013年5月 ●竣工:2015年10月 ●担当コンサルタント:村松葉子(文) ●設計:鈴木孝紀(鈴木孝紀建築設計事務所)(写真提供)