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家族の思いと一緒につくり上げた自然素材の理想の家

神奈川県横浜市・S様のお話
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新築コンサルティング フルコース(建築家)

●竣工:2015年3月 ●設計:建築家 湯浅剛・湯浅景子さん

家を建てようと思われたきっかけは?
E_1_01.jpgのサムネイル画像子どもの小学校入学と社宅からの退寮のことがあったのと、私も東京の田舎育ちで、主人も地方の出身なので、やっぱり子育てをするには緑が多くて子どもにとって環境のいい場所が希望だったんです。それと私も主人も戸建てで育っているので、家を持つならできれば戸建てがいいなという希望もありました。最初は実家の近くで土地探しをしてましたが、なかなか条件が合わなくて、ここは開発されていて道も整備されて見通しもいいですし、そういう意味でも子どもがこれから育っていくにはいい環境かなと感じましたね。


最初から建築家に依頼しようとお考えでしたか?
E_1_02.jpg実家は地元の大工さんに建ててもらった木の家なんですが、それを私もずっと見ていたので、ハウスメーカーさんの家とは違う温かみと言うんでしょうか、そういうのを実感していました。私自身も例えば、選んだ木を自分で植えたりとか家族と一緒に左官を塗ってみたいだとか、体験したいという気持ちがすごく強かったので、そういう意味でも融通の効く、工務店さんだったり建築家さんだったりするのがいいのかなあとベースにはありましたね。


でも友達はみんなハウスメーカーなので、信念を持っていても、あれ?ハウスメーカーはやっぱりいいのかな?と思っちゃうんですよね。本当に建築家で建てるのが有益なのか?本当はどっちがいいんだろう?と不安を払拭するために展示場に見学も行きました。展示場のお家って全部すごく綺麗じゃないですか、インテリアもとても素敵だし、でもこんな広い家は建てないだろうなという現実離れした家が多くて、ちょっと圧倒されて自分が住むイメージが持てないところはありましたね。


OZONEのコンサルタントにはどんな希望を伝えられましたか?
E_1_03.jpg子どもにとって安心、安全な家というのは最初から考えていましたね。自然素材の方がいいとか、壁紙とかお洒落なものはいっぱいありますけど接着材の臭いで頭が痛くなる子もいるだとか、いろいろと聞いていましたので。主人がよく言っていたのは、食べる物とかは、これは誰がどこで作った物なのかトレサビリティを求めるのに、家づくりに関しては、トレサビリティを意識しない人が多過ぎるって。言われてみればそうかなと感じましたね。他の希望も比較的主人と考え方が似ていて、デザインのイメージも一致してました。


家づくりの要望を整理する「ライフスタイルシート」は私が中心に書きました。それを見て主人が「俺のところにこれだけ入れといて」という感じで。書くことがいっぱいあるなあと思いましたが、私は書くのは苦じゃないので結構楽しんでました。後で建築家の湯浅さんもこれがあるとないでは、設計に対するイメージも全然違ってくるからとおっしゃっていたので、細かく書いて良かったと思いましたね。自分達だけでやっていたら、ライフスタイルシートもここまで細かいものを書いた方が相手に伝わるんだっていう考えも及ばないので、フォーマットになっていて書き方も教えてもらえたり、すごく良かったと思います。


高知の土佐材は自分達の最初からの希望でしたが、他のガラスモザイクなどの素材は建築家からも教えてもらって、ショールームに直接足を運んで選びました。展示場で見て他は全部シンプルでもいいけど、ひとつ目を惹くものが欲しいなと思ったので。家電やソファなども事前にこれをいれたいと具体的に伝えていました。それらを落とし込んだプランをお願いしていたので、暮らし始めてからもしっくりいってよかったです。


建築家を決めるまでのプロセスはいかがでしたか?
E_1_04.jpg最初にコンサルタントの方がピックアップしてくれた建築家の事例ファイルを30〜50冊見て、主人から任されて3人選びました。主人も「その人達ならいいんじゃない」という感じでしたね。OZONEではファイルがわ〜っとたくさんあってその中から選べる、やっぱり選択肢がそれだけあって、それぞれこんなにテイストが違うんだなあということがわかると、よりこだわりを持って臨める感じがします。情報量の多さっていうのは本当によかったですね。選んでいる内に自分の好みもはっきりしたと思います。


面談した時、建築家の湯浅さんの当時の顔写真が硬い感じだったので、話しにくそうかもとイメージしてたんですが、会ってみたら全然そんなことはなくて物腰の柔らかい方なんだなあとわかって。他の方も思っていたより気さくで感じが良かったです。プランを待っている間も、すごく楽しみでわくわくしてました。


3人の建築家がプラン提案してくれるコンペはすごく楽しかったです。みなさんしっかり模型を作ってきてくださって、隣の家の高さなんかもわかって日陰の説明などもしてくれたり、すごく見易くてわかりやすくて、それぞれ趣向を凝らして持ってきてくださいました。家の前の桜がポイントなので、その桜がどう見えるか?それぞれが違う提案をしてくれたので、面白く見させていただきました。


E_1_09.jpg最終的に湯浅さんに決めたのは、キッチンが家の真中にあって全体を見回せたり、吹抜けがあったり、子どもの遊び心が刺激されるところもツボでした。友人が描いてくれた桜の絵やメダカの居場所をさりげなく考えてくれたところもよかったです。玄関の土間スペースとリビングが一体になるところなど、最初のプランから完成した家はほぼ一緒です。竣工までのデッドラインが決まっていたため、実は最初の提案から大きくプランを変えなくても済むようにという思いがありました。そういうところで湯浅さんが一番「このまま建ててもイメージ通り!」というプランを出してくれたので、すごく読み込んでくれたのかなと思いましたね。


建築家との関係はいかがでしたか?
本当に超スピードで、湯浅さんもこんなに早く建てられたのは初めてと言ってました。スケジュールに関しては、コンサルタントからも専門的なご意見いただいたりして、逆算してこれしかないねと決めていました。湯浅さんに決まった後は、結構密に連絡を取らせていただいて、メールで随時細かい質問が来るんですけど、週末に来たメールは次の週末には決定して返事をするというのを意識して10日以上は絶対貯めないように、建築家との二人三脚でお互い淀まないように進めていきました。期限が決まっていたことで後からこうすれば良かったというような後悔はなかったですね。


E_1_05.jpgキッチンは主人のこだわりが強くて主人がほとんど決めてましたが、私はすごく片付け下手なので、アイランドキッチンみたいのはかっこいいけど手元が見えるとちょっとなあと思ってたんです。私の様子を見て湯浅さんが「立ち上がりの壁を付けますか?そうすれば反対側に収納も増えますし、いいこともありますよ」と提案してくれて。私が言っただけだったら主人に押し通されたかもしれませんが、そこで第三者の湯浅さんが私の顔色を見て言ってくださったことで、実現されたので「ナイスフォロー!」と思いましたね。


窓口は湯浅さんご自身でしたが、裏に奥様がいるっていうのも安心感がありました。お子さんをお持ちで、主婦目線で家事動線だとか収納だとかも考えてくださるので、やっぱりここにこれ付けてくれたよねとか、そういうかゆい所に手が届く感が有り難かったですね。収納の細かい提案もされていて、奥様のデッサンで私や主人の背の高さを人物で軽く描いてくれていて、ぱっと見てイメージしやすかったですね。奥様の力添えも良かったんじゃないかなあと思います。


実際に暮らしてみていかがでしょうか?
E_1_06.jpg家中が見渡せて家族がどこにいても気配を感じられるのはいいですね。子どもの友達がよく遊びに来るんですけど、吹抜けがあることで、私が下で家事をしていても2階にいる子ども達の声が全部聞えて様子がわかるんです。遮断されない空間を上手く作ってもらって助かりました。家事動線は本当に素晴らしくて、キッチンからパントリー、トイレ、洗面脱衣室や物干しの場所が、ぐるっと一周回れて家事が全部できちゃうんです。子ども達だけでお風呂に入っても声が聞えてきて安心できますし、本当に文句なしです。


小上がりの畳間もつくってもらってよかったです。私も主人も畳が大好きなので、どこかに畳が欲しかったんですよね。主寝室も畳にしています。小上がりになっているので、子どもがここで遊んでいてもキッチンの私からよく見えますし、窓から洗濯物を取り込んでここで畳んだりしています。普段は窓を開け放しなので、子ども達は裸足のままここをわ〜と走り回って、夏はデッキにプールを出したり。庭いじりがあまり好きではなかったので、最初は全部埋めちゃってもいいやと思ってたんですけど、まわりのお宅を見てもお庭を綺麗にしているところが多いし、ウッドデッキを作るのに何も植物がないのもなあと。庭のことも湯浅さんに相談して、手入れが少ない木を選びましょうとか、実が落ちると汚れが気になるので、あまり実がならない木とか工夫して下さって。かと言ってわがままなんですけど、何か実がなるのも欲しいなあって言ったらジューンベリーを薦めてくれました。季節になると子どもが実を摘んでくれてジャムを作るんです。


新築時にOZONE家designのサポートを利用して良かったことは?
E_1_07.jpg湯浅さんは気さくで話しやすい建築家さんでしたけど、いろいろなタイプの建築家がいるんだと思うんですよね。直接建築家さんとツーカーで話せるような気の合う方もいらっしゃれば、たぶんものすごく素敵なものは作るんだけど、それを上手く施主さんに伝えられない建築家もきっと多いんじゃないかと思うんです。そういう意味で、間に立って通訳じゃないですけど、上手く橋渡しをしてくださるのがOZONEさんだと思います。世の中的に建築家で建てるというと、すごく尻込みしたりだとか二の足を踏んじゃう人もいると思うんですが、そこをOZONEの家designを通せば、上手く齟齬がなく建てられるのかな?建てるお手伝いをしてもらえるのかな?と思って、気構えなくていいというか、一助になっていただける存在なんじゃないかと思います。


家づくりを考えている方にアドバイスをお願いします。
E_1_08.jpg私たちはドアノブひとつ選ぶのもすごく楽しんで選ばせてもらいましたけど、例えばハウスメーカーとかで、この中から選んでください、じゃあこれ。が好きな人はそれでもいいのかなと思うんです。「これは自分だけの家」という家づくりに強い思いを持って人任せにしないで建てたいと思うのなら、やっぱり建築家さんの方がいいんじゃないかなあと私は思いますね。建築家の方って建築資材に対するアンテナをすごく張っていて、時代にあった新しいものとかを一番よく知っているんじゃないかなあと思います。


この家を建てた時のまわりのお友達の一番惹きの強かったポイントは、自分達で木を切りに行って、その木が使われていることに「そんなことできるの?やれるならやりたい!」ということでしたね。高知の材木屋さんと建築家さんが、私たちの想いに応えてくれたのは、本当にいい思い出です。実際に高知(土佐)に木材を伐採に行って、木を切る人や刻む人たち、材木屋さん達とお話ししたりして、"第二のふるさと"のように感じています。完成した家の写真をお世話になった方々にお見せして、こんな感じになりましたと御礼参りに行ったことで、ギブアンドテイクではないですが、何かが返せたかなと、報告できてよかったなと思いました。子ども達もすごく記憶に残っていて、家づくりをするならみんな木を切りに行くもんだと思っているみたいで、新しい家が建つと「あの家はいつ木を切りに行ったんだろうね」とか言ったりして。すべての家がそうじゃないんですけど、すごく印象に残っているんですね。


私が好きだった「木はいいなあ」ていう絵本があって、"木をうえるといいよ。なえぎは まいとし すこしずつ おおきくなっていく。そうしたら、みんなにいうんだ。「この木、ぼくが うえたんだよ。」って"という文があるんです。家を建てる前に、呪文のように子ども達に毎晩読み聞かせて、「ほらね。自分達も木を植えたね」って。私の思い描いたストーリーをそこで作れたので、自己満足ですけど良かったなあと思ってます。家づくりをそこまで待っていて良かったですし、主人も嬉しかったと思いますよ。


●このお宅の詳細はこちら >>住まいの事例「家族で楽しむ自然素材の家づくり、子供の記憶に残る家」