一戸建て? マンション? どっちを選ぶべきか
「一戸建て」か「マンション」か、検討中の方、決めかねている方は以下の2つのポイントを元に考えましょう!
- ライフスタイルや将来設計に合っているか?
- 金銭面を総合的に見ているか?
「一戸建て」か「マンション」か検討中の方にむけて、一戸建て派・マンション派の意見の紹介や、金銭面を比較しました。
教えてくれるのはこの人! OZONE提携ファイナンシャルプランナー 永田 博宣さん
「一戸建て」か「マンション」か、検討中の方、決めかねている方は以下の2つのポイントを元に考えましょう!
なぜ一戸建てを選んだのか?実際に暮らしてみてどうだったか、先輩たちの声を集めてみました。
マンションに暮らしていた頃は、下の部屋から文句がこないかいつもヒヤヒヤしていました。子どもたちがドタバタしても気にならず、「あれをしちゃダメ。これをしちゃダメ。」を言わなくていいのが一番うれしいです。
4メートルある吹き抜け大空間の伸びやかさや、秘密基地のような屋根裏部屋が持てるのは、戸建住宅の特権だと思います。
素材にこだわり、故郷から取り寄せた青森ヒバを思う存分使った家を建てました。東京なのに田舎の森林の中にいるような清々しさがあります。
やっぱり庭つき一戸建て!小さくても好きに楽しめる庭があり、子供たちの記念樹が育っています。
車が好きで、いつもそばに置いておきたいので一戸建て派です。マンションじゃ駐車場代もバカにならないし。
子どもたちがいつも階段で遊んでいます。階によって景色が変わるのが面白いです。
マンションにいた頃は、南の部屋と北の部屋で家族がバラバラに過ごしていました。家を建てたら下のリビングから2階の子どもの様子が見えるなど、家族の気配が近くなりました。
ご近所に迷惑をかけなければ暮らし方も自由。将来のリフォームも、家を建て替えることも自由です。
なぜマンションを選んだのか?実際に暮らしてみてどうだったか、先輩たちの声を集めてみました。
駅近の、この利便性は戸建住宅では手に入らなかったと思います。
地震への強さや防音性能を考えたら、やっぱり鉄筋コンクリートのマンションがいいです。
古い戸建住宅に住んでいたからかな?やっぱりマンションは暖かいと思います。
共働きで、子どもが先に帰ることが多いので、マンションに管理人が常駐していることはとても安心です。
やっぱり、(玄関の)鍵1つで外出できるセキュリティ面の安心感は大きいです。
修繕費を自動で毎月積み立てられているから、10年後、20年後大規模修繕の必要に迫られても慌てません。
なにより部屋からの眺望が最高。花火大会は我が家にとって年に一回の大イベントになってます。
掃除や洗濯など毎日の家事で階段の上り下りが無いのでラク。老後でも、このワンフロアのフラットさは安心して生活できると思います。
大切なのはライフスタイルや将来設計に合うかどうか
戸建住宅もマンションもそれぞれに魅力があります。大切なのは、どちらがより自分たちのライフスタイルや将来設計に合っているか、ということです。そこを見極めて、心地よい住まいを見つけてください。
購入時にかかる費用や、購入後にメンテナンスや税金などでかかる費用、将来的な資産価値の面で戸建住宅とマンションを比較してみましょう。
注文住宅を建てる場合は、土地を購入してから家が完成するまで半年~1年がかかり、この間は土地のローンと住宅の家賃とが発生することにも注意が必要です。
一方で、マンションは土地を共有しているため、一般的に、取得する土地面積が小さくなり、結果的に登録免許税や固定資産税・都市計画税が安くなるケースが多いという特長があります。
一戸建ての修繕は自己責任(自由)です。そのため、修繕費を自発的に積立ていくことが必要になります。ただし、どんな維持修繕をいくらくらいかけて、いつ行なうかは自由です。
マンションは積立式で修繕費が必ず発生しますが、マンションの総戸数やエレベーターの有無などによっても修繕積立金の額が異なります。
毎年の税金については、購入時の比較に同じです。
マンションは、管理組合が積立式で修繕費を集め、長期的な修繕計画を立てていきますが、必要な大規模修繕や建て替え計画も一部の住民の反対により滞る危険性があります。
一方で、一戸建ては大規模修繕や建て替えは自由に行えますが、計画を立ててくれる人はいないため、自分でしっかり計画する必要があります。
一戸建てもマンションも、一般的に経年とともに価値は下がります。
マンションはブランドとなっている一部のビンテージマンションや、近隣の再開発などによって、マンションの価格が購入時より上がっているケースもありますが、大半のマンションは経年とともに価格を下げていきます。
木造などの戸建住宅は、マンション以上に経年による建物の価格下落が激しいが、土地の価値はそれと連動しないので、将来的な売却のしやすさがあります。
一面だけにこだわらず総合的に見て判断を
金銭面で見ても、どちらにもそれぞれメリット、デメリットがあります。1つの側面からだけ見るとかたよってしまいますので、総合的に見て判断しましょう。
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