【フランス旅行】サヴォア邸(ル・コルビジェ)を見学
- 昨年の冬、念願のフランス旅行に行ってきました。
- 旅行の目的のひとつは、建築家ル・コルビジェの代表作の一つ「サヴォア邸」の見学です。
- というわけでパリ観光の初日、いきなり高速近郊列車に乗ってパリ郊外の街、ポワシーへ足を運びました。


- 駅からサヴォア邸まではバスで行くこともできますが、今回は徒歩で向かいました。


残念ながら朝から小雨が降ったり止んだり、
- あいにくの天気でした。
- 空はどんより薄暗く、石畳の小道もしっとり濡れていますが、
- これはこれで、落ち着いた雰囲気の古い街並みを
- 美しく演出してくれました。
- 20分程歩き、ついにサヴォア邸の入り口に到着です。
- 敷地に入るとすぐ右に庭師小屋、左の小道を抜けるとサヴォア邸が見えてきました。



- 広大な敷地内に佇むサヴォア邸に感激です。
- まずは足早に建物の周りを、ぐるっ、と一周。
- 圧巻のピロティに連続窓の美しさ、教科書や写真集等で見覚えのある光景ではありますが、
- やはり本物は違います。




- サヴォア邸は1983年に竣工し、現在はフランスの歴史的建築物に指定され、先ほど見た庭師小屋と共に世界遺産に登録されています。
- ピロティ、屋上庭園、自由な平面、独立骨組みによる水平連続窓、自由な立面からなる近代建築の五原則のすべてが完璧に実現されている建物です。
- 高揚感に包まれながら、いよいよ建物の中へと足を進めていくと、開放的な空間が迎えてくれます。
- 2階へと続くシンボリックな螺旋階段と壁面の曲線のガラス窓がとても美しく、空間の豊かさ、伸びやかさを感じさせます。


- 奥の部屋からは、先ほど通ってきた小道が望めます。
- 敷地内の木立や芝生がまるで絵画のようですね
- 螺旋階段のほかにスロープもあるので、お子様やお年寄りも安心して見学ができますね。


- 2階の水廻りスペースや個室等、どの部屋からもパノラマの景色が望めます。
- 明るく開放感にあふれていました。
- 各部屋の色づかいも個性的で変化があり、次へ次へと誘導されるようです。



- リビングルームは、屋上庭園に開けた大きな窓と連続窓に囲まれ、広々と気持ちの良い空間でした。
- 曇りのため、日差しの移ろいを感じることができなかったのが残念でした。




- プライバシーが確保された屋上庭園は、外観からは想像できない広さでした。


- スロープで上階まで上がると敷地内全体が見渡すことができ、改めて敷地の広さに驚かされます。
- ところどころに天窓も確認できました。
- そういえば室内に四角い天窓から明かりが差し込んでいたことを、屋上で改めて再認識しました。


- 冬場はシーズンオフのせいか、混雑することもなくル・コルビジェの創意工夫が尽くされた贅沢な空間、サヴォア邸をゆっくりと堪能することができました。
- いまは全世界に新型コロナウイルス感染症が蔓延し大変な時、世界中の人々の健康と、一日も早い終息を祈るばかりです。
(2020.4月)
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